大切な人を亡くして、後悔が消えないとき

🌸初めまして

 心のバランスを整える
メンタルエナジーアップセラピー
心理カウンセラー
伊南 はる香です。

そっと心に寄り添いながら、
あなたのペースで心を整えていく

お手伝いをしています。

大切な人を亡くした後、ふとした瞬間に、過去の出来事を思い返すことはありませんか。

「あのとき、もっと優しくしてあげればよかった」

「もっと話を聞いてあげればよかった」

「どうして、あのとき気づいてあげられなかったんだろう」

何度も同じ場面が浮かんできて、「もっと何かできたのではないか」と、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

周りの人から「もう自分を責めないで」「十分頑張ったじゃない」と言われても、簡単には気持ちを切り替えられないこともありますよね。

大切な人を亡くした後の後悔は、頭では分かっていても、心がなかなか納得できないことがあります。

今回は、なぜ後悔する気持ちが強くなることがあるのか、そして、その思いとどのように向き合っていけばよいのかを、一緒に考えていきたいと思います。

なぜ、後悔する気持ちが
強くなるのでしょうか?

大切な人が亡くなった後、これまでの出来事を振り返る中で、当時は気づかなかったことが見えてくる場合があります。

たとえば、体調が悪そうにしていた姿を思い出して、

「あのとき、もっと早く病院へ連れて行っていれば……」

と考えることがあるかもしれません。

また、何気なく交わした会話を思い出して、

「あんな言い方をしなければよかった」

と、心が苦しくなることもあるでしょう。

私たちは、出来事の結果を知った後で過去を振り返ると、当時もその結果を予測できたはずだと感じてしまうことがあります。

けれども、今だから分かることと、あのとき分かっていたことは、必ずしも同じではありません。

そのときには、そのときの状況があり、分からなかったことや、思うようにできなかったこともあったのではないでしょうか。

今になって分かったことをもとに、あの時の自分を振り返ると、必要以上に自分を責めてしまうこともあります。

そのときなりの事情や思いがあったのかもしれませんね。

あのとき、こうしていれば
と思うとき…

後悔する気持ちが強いと、何度も同じ出来事を思い返してしまうことがあります。

「あのとき、違う選択をしていれば」

「もっと何かできたはずなのに」

そう考えるたびに、悲しさや苦しさが大きくなってしまうこともあるでしょう。

後悔の奥には、大切な人への愛情だけでなく、寂しさや怒り、申し訳なさ、伝えられなかった思いなど、さまざまな気持ちが重なっていることがあります。

たとえば、長い間、介護を続けてきた方の中には、疲れから強い言葉をかけてしまったことを、後悔している方もいらっしゃるかもしれません。

「もっと優しくできたはずなのに」

そう思う一方で、当時は心にも体にも余裕がなかったということもあるでしょう。

人の気持ちは、いつも一つとは限りません。

大切に思う気持ちと、疲れや怒りを感じる気持ちが、同時に存在することもあります。

後悔しているからといって、すべて自分が悪かったということにはならないと思います。

後悔している自分を、さらに責め続ける必要はないのではないでしょうか。

消えない後悔と、
どう向き合えば
いいのでしょうか?

後悔する気持ちを無理になくそうとしても、思うようにいかないことがあります。

そんなときには、今の自分の気持ちを少しずつ整理していくことが、一つの助けになるかもしれません。

ここでは、心と向き合うための3つのヒントをご紹介します。

① 後悔する気持ちを、無理に消そうとしない

「いつまでも後悔していてはいけない」

「もう考えないようにしよう」

そう思っても、気づけばまた同じことを考えている。

そんな自分に、嫌気がさしてしまうこともあるかもしれません。

けれども、後悔する気持ちを無理に押さえ込もうとしなくてもいいのです。

「私は今、あのときのことを後悔しているんだな」

「まだ、心に残っていることがあるんだな」

そんなふうに、今の気持ちに気づくだけでも構いません。

すぐに気持ちを変えようとするのではなく、今の自分が何を感じているのかに、そっと目を向けてみることも、心を整理する一つの方法です。

② あのときの自分にも、目を向けてみる

過去を振り返るとき、できなかったことや、言えなかったことばかりが浮かんでくる場合があります。

そんなときには、少しだけ、あのときの自分が置かれていた状況にも目を向けてみませんか。

「あのとき、私は何を知っていただろう」

「どんな状況の中で、毎日を過ごしていただろう」

「その時の私は、どんな気持ちを抱えていたんだろう」

無理に「自分は悪くなかった」と思おうとする必要はありません。

実際に、悔やまれる言動があったのかもしれません。

それでも、できなかったことだけでなく、そのときの自分が抱えていた事情や、精いっぱい取り組んでいたことにも目を向けてみる。

そうすることで、過去の自分を少し違った角度から見られることもあります。

③ 後悔の奥にある気持ちを、少しずつ言葉にする

「あのとき、もっと話を聞いてあげればよかった」

その後悔の奥には、どのような気持ちがあるのでしょうか。

「本当は、もっと一緒に過ごしたかった」

「寂しい思いをさせたくなかった」

「ありがとうと伝えたかった」

そんな思いが隠れていることもあるかもしれません。

もちろん、すべての後悔に、こうした気持ちがあるとは限りません。

怒りや悲しみ、納得できない思いが残っている場合もあるでしょう。

どのような気持ちであっても、無理にきれいな言葉にまとめる必要はありません。

言葉にできそうなときに、ノートに書いてみたり、安心できる人に話してみたりするのも一つの方法です。

答えを急がず、自分の心の中にある思いを、少しずつ知っていくことを大切にしてみてください。

後悔を抱えながらも、
自分のペースで

大切な人を亡くした後の後悔は、時間がたてば必ず消えるというものではありません。

何年たっても、ふとした瞬間に思い出すことがあるかもしれません。

昨日は穏やかに過ごせたのに、今日は突然、後悔する気持ちが強くなる。

そんな日があっても、不思議なことではありません。

心は、いつも同じように動くわけではないからです。

そして、後悔する気持ちが残っていても、穏やかな時間を過ごしたり、日々の暮らしの中で小さな喜びを感じたりしてもいいのです。

大切な人のことを忘れるわけでも、その人への思いが薄れるわけでもありません。

後悔を完全になくすことだけが、心の整理ではないのだと思います。

後悔も、悲しみも、心に残るさまざまな思いも、そのまま抱えながら過ごしていく時間があってもよいのではないでしょうか。

今すぐ前を向こうとしなくても大丈夫です。

ご自身のペースで、これからの日々を過ごしていけたらいいですね。

まとめ:
後悔する自分を、
これ以上責めないために

大切な人を亡くした後、

「あのとき、こうしていれば」

「もっと何かできたのではないか」

そんな思いが、何度も心に浮かんでくることがあります。

後悔の奥には、言葉にできなかった思いや、さまざまな気持ちが重なっていることもあります。

その一つひとつを、無理に整理したり、消そうとしたりする必要はありません。

そして、過去の出来事を振り返るときには、できなかったことだけでなく、そのときの自分の気持ちにも、少し目を向けてみてはいかがでしょうか。

大切な人への思いとともに、今を生きているご自身のことも、少しずつ大切にしていただけたらと思います。

一人で抱えきれない思いがあるとき

大切な人を亡くした後の後悔や、誰にも話せずにいる気持ち。

身近な人には心配をかけたくなかったり、うまく言葉にできなかったりすることもあるかもしれません。

そんなときには、安心できる場所で、心の中にある思いを話してみることも、一つの方法です。

「こころねホッと」では、死別による悲しみや後悔、心残りなど、さまざまな思いを抱えている方のお話を、丁寧にお聴きしています。

無理に気持ちを切り替えたり、前向きになることを目指したりするのではなく、ご自身のペースで、少しずつ心を整理していく時間を大切にしています。

言葉がまとまらなくても構いません。

一人で抱えることがつらいと感じたときには、どうぞご相談ください。

お試しカウンセリング(60分・1,000円)もご用意しています。